| 犬種別遺伝性疾患(07年度登録頭数順) | 1位ダックスフント | 2位チワワ | 3位プードル | 4位ヨークシャーテリア | 5位ポメラニアン |
|---|
|
|
||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 形質 | 血管・血液 | 脳神経 | 筋骨格・結合組織 | 呼吸器 | 循環器 | 消化器 | 腎尿路 | 先天奇形 | 内分泌・代謝 | 眼・耳・鼻 | 腫瘍 | 皮膚 | アレルギー・免疫 | その他 |
| 番号 | 疾 患 名 | 主 な 症 状 | 備 考 | 遺伝形態 | 研究された犬種 |
|---|---|---|---|---|---|
| 501 |
Neutropenia, cyclic 周期性好中球減少症 |
周期的(平均10〜12日サイクル)な再発性発熱、食欲不振、見当識障害、振戦、軽度の下痢、内出血(あざ)、易感染性 |
Genes: AP3B1 別名グレーコリー症候群。白血球の極端な減少により感染症によって早期死亡。グレー(犬の毛色の呼び方としてはブルー)のラフコリー、スムースコリー、ボーダーコリー、アメリカンコッカースパニエル、ポメラニアンに起きると言われるが、ブルーを発現するダイリューション因子劣性ホモddの犬の大多数はこの疾患とは無縁なので、d某という因子が原因であるのかまたはこの疾患の因子が黒い色素を退色させるのかは不明 |
AR | コリー |
| 502 |
Niemann-Pick disease ニーマンピック病 |
新生児期;胎児腹水、肝脾腫、肝不全や呼吸困難で死亡。 幼犬期;ナックリング、バランス喪失、中枢神経症状、肝脾腫、痙攣 |
ライソゾーム疾患、脂質代謝異常症。酸性スフィンゴミエリナーゼ欠損による遺伝性の細胞内脂質蓄積症 | AR | * |
| 503 |
Niemann-Pick disease, type A ニーマンピック病A型 |
肝脾腫、成長不全、急速な進行性の神経変性で早期死亡 | 酸性スフィンゴミエリナーゼが大きく欠損。ヒトでの確定診断は肝脾腫を認めた上で白血球でのスフィンゴミエリナーゼの定量から可能 | AR | プードル、猫、牛、アライグマ |
| 504 |
Niemann-Pick disease, type C ニーマンピック病C型 |
発症年齢はまちまち。致命的疾患 | 細胞の中でコレステロールや他の脂質を適切に代謝させることができないため 肝臓や脾臓の中にコレステロールが過度に蓄積され、脳において他の脂質の量が過度に増える。 | AR | * |
| 505 |
Night blindness, congenital stationary 先天性定常夜盲症 |
暗いところで目がよく見えない | 網膜は正常だが錐体細胞(コーン)が応答しない状態。定常とは非進行性、症状が生まれつき変わらない | AR | ビーグル |
| 506 |
Nystagmus, congenital 先天性眼振 |
自分の意思とは関係なく眼球が動く現象 |
眼振の方向を基準とすると水平性、垂直性、回旋性眼振に分類され、眼球の往復運動の様式を基準にする場合には振子様眼振(一定速度で振子のような往復運動をする)、
衝動性眼振(一方へ緩やかに動き、他方へは速く動く)に分けることができる。 垂直性眼振において比較的頻度の高い下眼瞼向き眼振の病巣局在診断は下部脳幹とされ、アーノルド・キアリ奇形、脊髄小脳変性症などで認められる。 |
常染色体性、unknown | Bシェパ |
| 507 |
Obesity 肥満 |
原因遺伝子の欠如と食欲増進・体重増加の関連性 | プロオピオメラノコルチン(POMC)遺伝子の決失。POMCは主に下垂体で産生されるポリペプチド前駆体 | 多因子 | ラブ、フラット |
| 508 |
Occipital dysplasia 後頭部異形成 |
首周辺の痛み、てんかん様発作、水頭症に似た症状、無症状の場合もある | 別名大後頭孔形成不全。通常は頭蓋骨の下(首側)に脊髄が通る穴が丸く開いているが異形成の場合は円の一部が歪み鍵穴形の孔となる。無症状で一生を終える犬もいるが、鍵穴形の部分に脳が落ち込むと神経症状が出る。時々何でもないのに小さく痛みを訴えたり運動後や気圧の変化で発作が起きることもあり、多くは4歳頃までに症状が出揃う。軟骨無形成症と合併することもある。参照キアリ奇形、水頭症 | 常染色体性、unknown | ポメ、チワワなどトイ |
| 509 |
Ocular melanosis 眼メラノーシス |
両目の進行性色素沈着 | 緑内障、失明へとつながることが多い。 | AD | ケアンテリア |
| 510 |
Oculoskeletal dysplasia 骨格-眼症 |
骨格と目に障害 | 参考; スティックラー症候群、クニースト症候群 | 常染色体性、unknown | * |
| 511 |
Oculoskeletal dysplasia 1 *骨格-眼症 1型 |
四肢短縮(とくに前肢)型低身長症、重度の眼の欠陥(硝子体形成異常と白内障)、口蓋裂、乱歯列 |
Genes: COL9A3 病気の表現型はヒトのスティックラー症候群(網膜剥離・視力が低い、進行性感音難聴、口蓋裂、下顎形成不全、関節が軟らかすぎるか硬すぎる、脱臼を含む骨端異形成症)やマーシャル症候群(前頭部突出、若年性白内障、聴力障害、鼻部・上顎形成不全、部分性無歯症)と似る。ヘテロは軽度の目の病変を持つが骨格病変は無い。参考;thanatophoric dysplasia致死性骨異形成症 |
AR | ラブ、サモエド |
| 512 |
Oculoskeletal dysplasia, 2 *骨格-眼症 2型 |
骨格-眼症参照 |
Genes: COL9A3 骨格-眼症参照 |
AR | ラブ、サモエド |
| 513 |
Oesophageal motility disorder 食道運動障害 |
唾液や食物の逆流、嘔吐 |
参考;アカラシアなど 重症筋無力症や多発性筋炎・多発性神経炎など他の疾患の合併として生まれつきこの疾患を持つ犬は離乳食の頃に症状が大きくなりやすく、また治療が効くケースもあるが、基礎疾患だと治療の効果が薄いようだ。成長後甲状腺機能低下に合併することもある。求心性の迷走神経障害 |
常染色体性、unknown | * |
| 514 |
Oligodontia 部分的無歯症 |
主に小臼歯の欠損(?)で、存在する歯の形状が特異なこともある。乳歯・永久歯とも歯が1本または複数足りないこと、欠歯 | 合指症と合併した例アリ。ある部分の乳歯が欠損していればかなりの確率でその部分の永久歯が欠損する。体のサイズに関係なく犬の乳歯は28本、永久歯は42本 | 常染色体性、unknown | ケリーブルー、アーフェンピンシャー |
|
Onychodystrophy 爪ジストロフィー |
爪の脱落(全部)、破行、その部分の痛み | 発症年齢は生後6ヶ月から8歳と幅広い。プレドニゾロンが効くことが多い。ジストロフィーとは代謝異常による組織の発育不全と機能異常を伴う病態の総称 | 常染色体性、unknown | Eセッター、Gセッター、ポインター | |
| 515 |
Onychomadesis, symmetrical 対称性爪甲脱落症 |
爪が剥がれる、割れる、とれる | 甲状腺機能低下症と白血球抗原(DLA)クラス�兇板濤鍛ν遒寮�在的関連性の研究。(甲状腺機能低下症はDLA遺伝子が他の因子とともに病因に関与している可能性がある複雑な疾患)。白血球抗原はヒトの場合Human Leukocyte Antigen、通常HLA型と呼ばれ骨髄移植の際に非血縁者間の適合確率が数千〜数万分の一といわれているアレで、犬もその型の種類は多い | unknown | Eセッター、Gセッター |
| 516 |
Optic chiasm, absence of *視神経交差形成不全?? |
視力障害、水晶体混濁、失明 | 網膜は正常なので診断が難しいらしい | AR | Bシェパ、Aコッカー、ビーグル、コリー、Eスプリンガー、Gシェパ、ゴールデン、イタグレ、プードル、シェルティ |
| 517 |
Optic nerve hypoplasia, bilateral *両側性視神経形成不全 |
視力障害、失明 | 形成不全または発育不全 | 常染色体性、unknown | Aコッカー、ビーグル、コリー、ダックス、Eスプリンガー、Gシェパ、ゴールデン、イタグレ、プードル、シェルティ |
| 518 |
Orchitis 精巣炎 |
オス犬の片方または両方の精巣の炎症、不快感のため座りたがらない | 炎症は陰嚢まで延長する事もある。精子の生産に影響を及ぼすこともある | 常染色体性、unknown | * |
| 519 |
Osmotic resistance of erythrocytes 赤血球浸透圧抵抗 |
慢性的な貧血・脱水、再発する黄疸 | 赤血球浸透圧抵抗検査とは赤血球の物理的な外力により崩壊(溶血)するが、これに対抗する能力をみる検査。溶血性貧血などで弱くなる。1964年にフォックス(Dr.Michael W.Fox??)が研究していた模様 | 常染色体性、unknown | * |
| 520 |
Osteoarthritis 変形性関節症 |
各関節の様々な不具合 | 股関節・肩・肘・膝関節の非炎症性関節疾患 | 常染色体性、unknown | ラブ、ゴル、バニ、馬やコアラや猫など他動物 |
| 521 |
Osteochondritis dissecans 離断性骨軟骨症 |
病変部の鈍い痛み、激痛 | 別名離断性骨軟骨炎・離断性骨端炎。多くが生後3〜18ヶ月に発症、関節軟骨の一部が壊死を起こして剥がれる状態。ヒトの肘に起こるものは俗に野球肘・テニス肘 | 常染色体性、unknown | ラブ、秋田、プードル、ハスキー、バニ、ボーダーコリー、全シュナなど多数 |
| 522 |
Osteochondrodysplasia 骨軟骨異形成症 |
骨または軟骨の異常による短肢性低身長症の総称 |
Gene: SLC13A1 * |
常染色体性、unknown | Mプードル |
| 523 |
Osteochondroma causing progressive posterior paresis *進行性後方不全麻痺を引き起こす骨軟骨腫 |
後肢の脱力、筋肉の収縮、跛行、進行性運動失調 | 別名多発性軟骨性外骨腫症・遺伝性多発性外骨腫症。つまづきは犬が自分の手足の位置の判断ができないことで起こるようだ。子犬〜若犬時に発症する | 常染色体性、unknown | レイクランドテリア |
| 524 |
Osteochondromatosis 骨軟骨腫症 |
関節の異形成 | ADの骨形成不全症など | 常染色体性、unknown | マラミュート |
| 525 |
Osteochondrosis 骨軟骨症、 骨端症 |
四肢の短縮、つまり低身長 | 成長期からの骨・軟骨・結合組織の成長障害で成長軟骨の異常分化。通常成長期に発生する骨の非炎症性・非感染性の成長の障害。四肢短縮型低身長症には軟骨無形成症がある。胸部変形を伴う重症型は死産・新生子死亡も | 常染色体性、unknown | プードル、全シュナ、ウィペット、ドーベルマン、バニ、ブルテリア、ロット、マスチフ、ブルテリアなど多種 |
| 526 |
Osteochondrosis dissecans 離断性骨軟骨症、 骨端症 |
伸展時関節可動域の減少、破行、進行すると関節炎、変形性関節症 |
発生場所は肩関節が多くほかは肘・膝・足根関節。日本語訳では離断性骨軟骨炎が一般的でヒトでは野球肘やテニス肘が有名 関節軟骨の肥厚が原因で軟骨片(遊離・残存すると関節ネズミ)が発生し破行となる。外科的治療が有効。 肥厚自体の原因に「ホルモン性」があるため不妊手術のデメリットとされるのかもしれない(ちなみに他は「遺伝性」「栄養性」) 2013年スイスケネルクラブでグレータースイスマウンテンドッグとボーダーコリーの有病率の調査、ほか |
unknown | バニ、グレータースイス |
| 527 |
Osteodystrophy 骨形成異常、骨異栄養症 |
前肢の痛みや軟部組織の腫脹、まるでうつ病のような症状、食欲不振、高体温 | 別名肥大性骨異栄養症・Mller -Barlow's病・バーロー病・骨格壊血病。子犬〜若犬に発症、下痢・嘔吐・眼や鼻から粘液の排出が症状に出ることもある。 | 常染色体性、unknown | ワイマ |
| 528 |
Osteogenesis imperfecta, COL1A2-related COL1A2関連型 骨形成不全症 |
末端短縮、重度の骨形成不全 |
Gene: COL1A2 * |
AD | ビーグル |
| 529 |
Osteogenesis imperfecta, generic 骨形成不全症 |
易骨折性、偽性副甲状腺機能低下 |
Gene: COL1A2 別名脆性骨疾患、紙の骨疾患、若年性骨そしょう。骨の形成に必要な酵素が不足しているため骨が弱い |
AD | ベドリントン、プードル、Gシェパ、ワイマ |
| 530 |
Osteogenesis imperfecta, SERPINH1-related SERPINH1関連型 骨形成不全症 |
骨形成不全症参照 |
Genes: SERPINH1 ダックスフント骨形成不全症から病名変更 |
AR | ダックス |
| 531 |
Osteogenesis imperfecta, type III, COL1A1-related COL1A1関連型 �祁森�形成不全症 |
骨形成不全症参照 |
Gene: COL1A2 * |
AD | ゴールデン |
| 532 |
Osteosarcoma 骨肉腫 |
骨を破壊される際の痛み | 骨のがん。初期の痛みは安静にしていると治まることがあるため発見の遅れにつながる。犬ではヒトより肺転移が多い | AD | 多 |
| 533 |
Otitis externa, susceptibility to *外耳炎にかかりやすい |
外耳の炎症 | * | 常染色体性、unknown | Gシェパなど多種 |
| 534 |
Otitis media, susceptibility to *中耳炎にかかりやすい |
中耳の炎症 | * | 常染色体性、unknown | 猫なども |
| 535 |
Otocephaly 耳頭症 |
下顎の欠損と両耳介の顔面下での結合 | ほとんど生存不能 | 常染色体性、unknown | ビーグル、ロット |
| 536 |
Palmoplantar keratoderma, nonepidermolytic, focal 1 掌蹠角皮症 |
パッドが異常に分厚くなる |
Gene: KRT16 * |
AR | Bマスチフ |
| 537 |
Pancreatic insufficiency, exocrine 膵外分泌不全 |
嘔吐、水様下痢、痩せ、腹痛 | 別名膵臓萎縮・膵臓腺房萎縮。1〜3歳の間に見られやすく、最初は食欲が変わらないのに体重が減少する、下痢は灰色っぽく油っぽい臭いの脂肪便、膵消化酵素分泌の減少。膵臓の腺房の外分泌機能の喪失により消化酵素が分泌されなくなることを原因とする消化吸収不良。消化不良による栄養不良で皮膚の乾燥・貧毛・脱毛・赤血球現象・筋肉の減少などに進む | AR | Gシェパ |
| 538 |
Pancreatitis, hereditary 遺伝性膵炎 |
脂肪便、強い腹痛、嘔吐、発熱、元気消沈、ショック |
Genes: SPINK1 タンパク質を分解する消化酵素トリプシンの遺伝子異常。膵臓の中で活性化されたトリプシンがタンパク分解酵素として長時間働き、膵臓自体を消化する(自己消化)と急性膵炎。急性膵炎を繰り返すと慢性膵炎にいたる。腹痛が強い時は伸びをするような上半身フセ下半身起立の姿勢(お腹が痛い時にしてしまう姿勢)が見られる |
たぶんAD | Mシュナ |
| 539 |
Paresis, posterior *後部麻痺 |
後肢のまひ | 中枢神経系、急性後部(下半身)まひ。静脈または動静脈塞栓による壊死性脊髄症、虚血性脊髄障害、予後不良 | unknown | * |
| 540 |
Patellar luxation 膝蓋骨脱臼 |
後足の膝の皿の脱臼 | パテラ。膝蓋骨とは膝の皿の骨なので骨の病気と感じるがよほど外傷性や栄養管理ミス以外は先天的な膝関節周囲の筋肉や骨の形成異常や靱帯の付着部の異常が原因。なので「小型犬は骨が細くて華奢だからかかりやすい」は間違い。正常な膝の関節には損傷を防ぐためのさまざまなしくみが備わっているものである。スタンダードな体型を求めた結果胴が詰まって腰が高い犬種に発症が多いと言われることもあるが胴長で腰の低いダックスに最近特に多発している事実は体型だけの問題ではないことを示す | 常染色体性、unknown | 多 |
| 541 |
Patent ductus arteriosus 動脈管開存 |
心臓疾患症状、短絡血液量と肺血管抵抗性で症状が変わる、右心不全または左心不全 | 胎児の時は肺呼吸をしないので心臓に戻る血液を肺に送らないため、直接肺動脈と大動脈が動脈管(ボタロー管)で連結されている。通常は出生後肺呼吸を始め体内の酸素濃度があがることで、酸素濃度への感受性が強い動脈管は数時間内に自然に閉鎖する。オスよりメスの発症率が高い。早期死亡もよくある | 常染色体性、unknown | 多 |
| 542 |
Patent ductus arteriosus and pulmonary hypertension 動脈管開存及び肺高血圧症 |
左心室肥大、咳、速脈、チアノーゼ | 肺動脈圧の異常な上昇による。動脈管開存により肺動脈は右心室と大動脈からの血流を受け肺への血流量が増え肺動脈拡張となる(拡張すると圧力が高まるが最低血圧は下がる)。動脈管から肺動脈に流れるのでより多くの血液を押し出す左心室は肥大を起こす。治療は動脈管の結紮 | 常染色体性、unknown | Pコーギー |
| 543 |
Patent ductus venosus 静脈管開存 |
肝臓周辺の障害 | 静脈管は胎児の時に存在する。臍帯静脈と下大静脈をバイパスして胎盤からの臍帯静脈血を下大静脈、さらに卵円孔から左房-左室-上行大動脈へと送る役割をしている。通常出生後数日で閉鎖する | 常染色体性、unknown | * |
| 544 |
Patent urachus 尿膜管開存 |
へそから水分が出る、残尿感や腹部痛 | 胎児期に膀胱の間を通っていて出生後に閉じる尿膜管が閉鎖していない。遺残尿膜。膿がたまることで痛み・発熱が起きやすい。 | 常染色体性、unknown | * |
| 545 |
Pectinate ligament dysplasia 櫛状靱帯形成不全 |
緑内障 | * | unknown | Wスプ |
| 546 |
Pelger-Huet anomaly ペルゲル・フエット核異常 |
病気ではない | 免疫機能が損なわれない範囲で好中球と好酸球が核異常をきたす(ADもある)。この異常を持つ犬はペルゲル・フエット核が正常な犬とは異なる方法で健康を保っている | unknown | Aシェパ、フォックスハウンド |
| 547 |
Pemphigus 天疱瘡 |
頭と耳の皮膚の赤みと脱毛・パッド肥厚、全身のどこにでも水ぶくれ様の炎症(目・肛門・膣に出ることもある)、口の中にできれば食欲が失われる(口内炎は多い)、ニコルスキー兆候 | 尋常性天疱瘡・紅斑性天疱瘡・増殖性天疱瘡とも言う。正常組織に対する異常応答免疫システムによって引き起こされる皮膚に影響を及ぼす4つの疾患の複合体、自己免疫性水疱性疾患。最初は表皮細胞間のセメント物質が侵され細胞間の結合が失われて水泡ができる。わりと年齢を重ねてから起きやすく水泡と口内炎が目立つ症状。ステロイド・免疫抑制剤などで治療できるケースもあるが重症例ではうつ病様・食欲減退などで衰弱も | 常染色体性、単一遺伝子 | コリー、Gシェパ |
| 548 |
Pentalogy of Fallot ファロー五徴(ごちょう)症 |
チアノーゼ、腹水、呼吸困難、運動不耐 |
ファロー四徴症(心室中隔欠損・肺動脈狭窄・大動脈騎乗・右心肥大を伴う先天性心奇形)に心房中隔欠損を合併 2013/9NEW |
unknown | 韓国のSapsaree犬 |
| 549 |
Periodic Fever Syndrome 周期性発熱症候群 |
2〜3週ごとの周期的な発熱、消化管の通過障害、痛みを伴う赤い発疹、筋肉痛、歯肉の腫脹 |
Genes: HAS2 最も重い合併症はアミロイドーシス。別名家族性シャーペイ熱、遺伝性皮膚ムチン沈着症。※家族性地中海熱 |
AR | Cシャーペイ |
| 550 |
Perosomus elumbis 躯幹奇形体 |
背骨の(おもに)腰から下の重度の奇形 | 腰椎、仙骨、尾骨の部分的または全体的無形成および後肢の強直が特徴で前肢は正常なこともある。胎子の体全体の成長はきわめて悪い | unknown | プードル |
| 551 |
Persistence of immature pyruvate kinase and hexokinase isozymes *未熟型ピルビン酸キナーゼ及びヘキソキナーゼのアイソザイム残留 |
* | * | 常染色体性、unknown | * |
| 552 |
persistent hyaloid remnants 硝子体動脈遺残 |
新生子期から目の濁り、白濁、視力障害・視力欠損、小眼球を伴うことが多い |
第一次硝子体過形成遺残。胎子時代に本来吸収されるべき第一次硝子体が残存し結合組織が余分に作られた状態。
白内障・緑内障に移行する 北海道北斗市かけはた動物病院さま『硝子体動脈遺残がみられた犬の白内障』http://kakehata113.seesaa.net/article/63333867.html Remnantはリポタンパク質の加水分解産物レムナント、残遺物 |
常染色体性、unknown | Aシェパ |
| 553 |
Persistent Mullerian duct syndrome 残留性ミュラー管症候群 |
オスで子宮と卵管を持つ、不妊、精巣の腫瘍化(セルトリ細胞腫) |
Gene: AMHR2 別名ミュラー管遺残、ミュラー管は女胎児の子宮・卵管・腟の原基で男胎児では消滅する。中腎傍管paramesonephric ductsとも呼ぶ。鼠径ヘルニアを合併していることが多い。シッポのサイズが小さい?? |
AR | バセット、Mシュナ |
| 554 |
Persistent right aortic arch 右大動脈弓遺残 |
成長遅延、痩せ、食後の吐出(離乳後)、食道拡張、誤嚥性肺炎 | 右方の第四動脈弓が発達した結果として発生する血管輪異常。心雑音が認められたり無症状だったり奇形の度合いによって様々 | 常染色体性、unknown | ドーベルマン、フォックステリア、Gシェパ、グレートデン、Iセッター、イタグレ |
| 555 |
Persistent right aortic arch, with subclavian artery and ligamentum arteriosum **鎖骨下動脈と動脈管索を伴う右大動脈弓遺残 |
* | *ヒトのDiGeorge症候群(副甲状腺・胸腺無形成症) | 常染色体性、単一ではない | Gピンシャー |
| 556 |
Persistent truncus arteriosus 総動脈幹遺残 |
多呼吸、哺乳力低下、発育不良、易感染性(呼吸器)、四肢の先の速脈、うっ血性心不全 | 胎児期の動脈は1本だが次第に壁が出来て大動脈と肺動脈に分かれて生まれる仕組みになっているが、大動脈と肺動脈が分離せず心臓から1つの大血管が出る状態。動脈幹中隔と円錐部中隔の形成不全が原因と考えられている。早期死亡が大半だが中には無症状で老犬になってから診断されることもある | 常染色体性、unknown | * |
| 557 |
Photoreceptor dysplasia 光受容体形成不全 |
網膜の血管が薄くなることによる視力障害、夜盲 |
Genes:PDC 別名進行性杆体錐体変性、網膜色素変性症。光受容体とはおもに視細胞を指す。通常生後12週以前に発症する。PRA参照 |
AR | Mシュナ |
| 558 |
Platelet delta-storage pool disease *血小板デルタ貯蔵プール病 |
* |
***storage pool deficiency は小児慢性血小板疾患 血小板機能低下による出血傾向と眼や皮膚の色素脱失と骨髄への色素沈着が主症状のヘルマンスキー-プドラックHermanskt-Pudlak症候群(アルビノの一群)の、白化ナシが1979年プエルトリコ人に見られた |
常染色体性、unknown | 和牛でよく研究されている |
|
Platelet receptor for factor X, deficiency of *血小板受容体 第�尚�子欠損???あたり・・ |
理由のない鼻血、前房出血(目の中)、筋肉内血腫、手術後あざを伴った長期の出血 | ***platelet-derived growth factor receptor は血小板由来増殖因子受容体。別名Canine Scott syndromeイヌスコット症候群、第�招豈婉展念�子やトロンビンが活性化されず血液凝固が効率よく進まない(第�尚�子(スチュアート-プラウア因子)は肝臓で生成され止血の際に大きく働くもののひとつ) | AR | * | |
| 559 |
Pneumonia, aspiration 誤嚥性肺炎 |
* | * | unknown | Iウルフハウンド |
| 560 |
Pneumothorax 気胸 |
胸部の痛み、息を吸いにくいため口を大きく開ける、呼吸困難、胸の異常なふくらみ(呼吸音なし) | 外傷無く胸腔内に気体貯留する肺の拡張障害、気腫性肺嚢胞や腫瘍を持っていることも多い | 常染色体性、unknown | ハスキー、ラブ |
| 561 |
Polioencephalomyelopathy *灰白脳脊髄障害 |
けいれん発作、四肢のこわばり、進行性運動失調、前肢の脱力、両眼球の眼震 | 灰白質に影響を与える変性疾患、灰白脳脊髄炎。 | 常染色体性、unknown | Aキャトルドッグ、シーズー |
| 562 |
Polyarthritis 多発性関節炎 |
両側対象性の関節のこわばり(とくに朝)、跛行、関節痛 | 複数個所の関節に炎症が起きる状態。自己免疫疾患が原因となることが多い | 常染色体性、unknown | 秋田犬、ワイマ、猫 |
| 563 |
Polycystic kidney disease 多発性嚢胞腎 |
口内炎、他に理由のない口臭、排尿異常、食欲減退、体重減少、尿路疾患兆候(診断)、腎不全 |
Gene: PKD1 片方または両方の腎臓内に複数の嚢胞や病変のある状態。肝臓や膵臓に嚢胞が見られることもあり腎臓の嚢胞は触診でわかることも |
AD | ウエスティ、コリー、ケアンテリア、ブルテリア、猫、馬、羊 |
| 564 |
Polycystic monophrosis *多発性嚢胞性単ネフローゼ?? |
多尿、元気消沈、食欲減退、腎臓の炎症、嚢胞の破裂、腎機能低下 | 嚢胞の破裂が起きると激しい痛み、流体充填嚢が腎臓で形成され早期(1〜2歳)死亡。単一腎?? | 常染色体性、unknown | * |
| 565 |
Polycythemia 赤血球増加症 |
皮膚の赤み、全身のかゆみ、粘膜の充血(ヒトでは頭痛や耳鳴りなども)、症状が進むと血管が詰まりやすくなる・低酸素状態など |
Genes: JAK2 多血症。無気力になったり運動をしたがらなかったり多飲多尿症状やけいれん発作もある。真性(原発性)と二次性(腫瘍や他の血液の病気)。決定的で効果的な治療法の1つが21世紀の現在でも「瀉血」。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/dobutsurinshoigaku/10/1/10_1_19/_pdf J-Stage2000年岡山県6歳メスゴールデン「真性赤血球増加症の犬の1例」 |
AD,AR | レオン |
| 566 |
Polydactyly 多指(趾)症 |
6本目の狼爪 | 別名Double Dewclaws | 常染色体性、unknown | ピレネーズ、多くの家畜動物 |
| 567 |
Polyglandular autoimmune syndrome, type II 多腺性自己免疫症候群2型 |
複数箇所の内分泌腺機能の同時低下、白斑、脱毛、悪性貧血、重症筋無力症 | �況燭魯轡絅潺奪半標�群。腎臓、甲状腺、副腎および膵臓を自己攻撃する免疫系の疾患で腎不全・甲状腺機能低下症・副腎皮質機能低下症・糖尿病などが複数現れる | 常染色体性、unknown | レオン |
| 568 |
Polymelia 多肢症 |
後肢が4本ずつ合計8本ある状態など、多足 | 本数は偶数になるようだ | 常染色体性、unknown | 牛や鹿など |
| 569 |
Polymicrogyria and asymmetrical ventricular dilation *多小脳回と非対称性の心室拡張(心室中隔肥厚?) |
失明、けいれん発作、歩行異常 | 脳の大脳皮質(感覚、随意運動、思考や記憶をつかさどる脳の領域)の異常。滑脳症の一種。脳回とは大脳皮質の表面にある脳の溝と溝の間の山、脳のシワの隆起した部分。多小脳回は正常なものより脳回が小さく数が多いもの。ventricular dilationは心室拡張だがAsymmetric Septal Hypertrophy非対称性心室中隔肥大。福山型先天性筋ジストロフィ(先天性AR)でこの両方の症状が見られる例もある(局所性の多小脳回)。 | 常染色体性、unknown | プードル |
| 570 |
Polymyositis 多発性筋炎 |
まぶたの腫れ、顔面の皮膚炎、四肢関節周囲のかさぶた、筋肉の脱力、破行、歩行障害 |
臨床および組織学的類似性はヒト免疫介在性ミオパチーに共有 腫れやかさぶたが出ている場合は皮膚筋炎と呼ぶ。顔面の皮膚炎は目と目の間から鼻にかけての三角形の領域に起こり、両目頭部分の白目が目立って左右の目がそれぞれ外側を見ているような腫れかたになる。 免疫抑制療法に対する有益な臨床応答が免疫介在病因を表す。 |
unknown | ビズラ |
| 571 |
Polyneuropathy, NDRG1-related NDRG1関連型 多発性神経炎 |
四肢の脱力、四肢先端から痺れ、筋力低下(食道拡張による咳・食後の嘔吐・食物の逆流)、 |
Genes: NDRG1 多発性ニューロパチー。長期に渡り悪化する末梢神経障害による運動感覚および自律神経障害、2〜6ヶ月の間に最初の兆候が見られるが4歳で診断される例もある。痺れる前後肢の先は通常の痛みが残る |
AR | マラミュート、グレイハウンド |
| 572 |
Polyneuropathy, ARHGEF10-related ARHGEF10関連型 多発性神経炎 |
歩行異常、筋肉・骨盤・四肢の委縮 |
Genes: NDRG1 シャルコー・マリー・トゥース病。運動不耐性、歩行異常、骨盤・手足の筋肉の萎縮、吸気性喘鳴や呼吸困難を特徴とする重度の若年発症、慢性、進行性および混合多発性神経障害 |
たぶんAR | レオン、セントバーナード |
| 573 |
Polyneuropathy, distal sensorimotor *感覚運動性遠位性多発ニューロパチー |
破行、うさぎ跳び歩行、ジャンプした後真っ直ぐ立っていられない、両後肢→前肢の順で麻痺 | 神経線維の消失、神経細胞の死、神経周囲脂肪コーティングの損失で長時間かけて筋肉が消耗される | 常染色体性、unknown | グレートデン、ロット、マラミュート |
| 574 |
Polyneuropathy, generic 多発性神経炎 |
四肢の脱力、四肢先端から痺れ、筋力低下(食道拡張による咳・食後の嘔吐・食物の逆流)、 | 多発性ニューロパチー | AR | * |
| 575 |
Polyneuropathy, GJA9-related GJA9関連型 多発性神経炎 |
四肢の脱力、四肢先端から痺れ、筋力低下(食道拡張による咳・食後の嘔吐・食物の逆流)、 |
Gene: GJA9 多発性ニューロパチー 遺伝形式は常染色体不完全顕性(優性)Autosomal Incompletely Dominant |
AID | * |
| 576 |
Polyneuropathy, RAB3GAP1-related RAB3GAP1関連型 多発性神経炎 |
斜視、白内障、小眼球症・小瞳孔・小水晶体、進行性の重度の運動失調、咽頭麻痺、変声、 |
Gene: RAB3GAP1 Polyneuropathy, ocular abnormalities and neuronal vacuolation*視覚異常を伴う神経細胞空砲変性多発ニューロパチーから病名変更 生後3〜6ヶ月頃から症状がはっきりする。通常2歳頃までに安楽殺対象 |
AR | ロット、ハスキー、ブラックロシアンテリア |
| 577 |
Polysaccharide storage myopathy/Rhabdomyolysis 多糖類貯蔵筋症/横紋筋融解症 |
とくに運動開始後(動き始め)の背中から後肢の筋肉の腫れ・痛み・こわばり、歩行困難、血尿(ミオグロビン尿) | 筋肉内に糖が蓄積される。食欲不振、脱水、脱力感、抑うつ、呼吸困難、嘔吐を伴う重度の腎不全を引き起こすこともあるため腎臓病と誤診されるケースが多いだろう。横紋筋融解症はバベシア症の合併としても起こる | 常染色体性、unknown | グレイハウンド、馬 |
| 578 |
Polyuria 多尿 |
* | * | 常染色体性、unknown | * |
| 579 |
Portal vein hypoplasia, congenital 先天性門脈形成不全 |
腹部の膨れ、腹水、貧毛、多飲多尿、脾腫、腎肥大、小ぶり、小肝、尿結晶、貧血、食道・胃に静脈瘤(吐血・下血) | 肝外門脈閉塞症。門脈とは両端が毛細血管に終わる血管のことでここでは小腸からの栄養分を多く含んだ血液を肝臓に運ぶ静脈のこと。門脈が正常な流れでないため門脈圧が亢進し腹水などの症状が4ヶ月〜2歳位の間に出る。肝臓の機能が低下するため麻酔が難しくなる | 常染色体性、unknown | * |
| 580 |
Portosystemic shunt 門脈体循環シャント |
発達遅延、体重減少、嘔吐・下痢・多飲・食欲不振、尿結石、高アンモニア血症による異常行動・てんかん様発作などの神経障害 | 門脈と大静脈の間にできた短絡(=シャント)。短絡は門脈−後大静脈短絡、門脈−奇静脈短絡、静脈管開存の3種類。門脈から肝臓への血液が減少したり滞ったりするため本来肝臓で処理されるべき有害物質が体循環に流入することで障害が起きる。 | 常染色体性、unknown | ヨーキー、ミニシュナ、マル、ゴル、バニ他多種 |
| 581 |
Prekallikrein deficiency プレカリクレイン欠乏症 |
止血が遅い、内出血、赤褐色尿、タール便 |
Genes: KLKB1 内出血のほか下痢や体重減少など出血性疾患の典型的な症状は出るが出血症状があまりひどくない血液疾患。APTT延長(血が固まる時間を調べる検査)が著明。山口大学農学部獣医学科で研究あり。フレッチャー因子欠乏症と合併も |
AR | Cシャーペイ |
| 582 |
Priapism 持続性勃起症 |
痛みを伴う勃起が続く状態 | 発情刺激が無く4時間以上勃起した状態。陰茎動脈が陰茎の海綿体内に破れて大量の血液が陰茎内に流入、陰茎静脈がふさがるなどで起きる。半側椎弓切除術や髄膜脊髄瘤に続発するケースもある。会陰部打撲・外傷や血液の病気や糖尿病が原因となることもあるが非虚血性持続勃起症のようだ | 常染色体性、unknown | * |
| 583 |
Primary hyperoxaluria type I (Oxalosis I) 原発性シュウ酸尿I型(シュウ酸症I) |
過シュウ酸尿症、腎尿路結石、腎石灰化、進行性腎機能障害から慢性腎不全、全身へのシュウ酸カルシウムの沈着(オキサローシス) |
Gene: AGXT シュウ酸の過剰産生。ヒトでは肝腎複合移植の適応例にもなる 2012年追加 |
AR | チベタンスパニエル、コトンデツレアル |
| 584 |
Prognathism 下顎前突症、顎前突症 |
上顎骨より下顎骨が大きいため下あごが前に出る状態 | 骨格の単純な優性遺伝(ヒトではハプスブルグ家で有名)の他、舌が異常に大きかったり末端肥大症が原因で前突することもある。顎の骨は体の他の部分と同様に成長期に伸びるので生後数週と数ヶ月では様相が極端に異なるケースもある(生後数週から際立って前突しているケースもある) | 常染色体性、unknown | Aコッカー、キャトルドッグ、クランバー、Eスプリンガー、ビズラ、レイクランドテリア、ワイマ |
| 585 |
Progressive axonopathy *進行性軸索障害 |
脳脊髄の腫れによる後肢のバランス感覚の喪失 | 別名ボクサーニューロパチー・ボクサー中央末梢神経障害。生後1〜6ヶ月までには症状が出る、後肢の無協調は前肢へ進行、生命に別条の無いケースが多い。軸索(じくさく)とは 神経細胞突起のうちの最も長い突起で、他の神経細胞とのインパルスの伝導を行う部分、神経細胞(出力を担当する)。 | 常染色体性、unknown | ボクサー |
| 586 |
Progressive retinal atrophy 進行性網膜萎縮症 |
初期は夜盲、失明 |
Gene: CNGB1 進行性網膜変性となる病気の総称。一般的に生後5ヶ月頃から認められ、夜盲・つまづき・ぶつかり・階段や段差ですくむ、などを経て視力が低下し失明する。痛みを伴うこともあるようだ。白内障や緑内障などほかの目の病気を併発することもある。 |
常染色体遺伝 | 多 |
| 587 |
Progressive retinal atrophy, Basenji バセンジーの進行性網膜萎縮症 |
* |
Gene: SAG * 2013/9NEW |
AR | バセンジー |
| 588 |
Progressive retinal atrophy, due to CNGA1 mutations 進行性網膜萎縮症 CNGA1変異型 |
* |
Gene:FAM161A * |
AR | シェルティー |
| 589 |
Progressive retinal atrophy, Swedish vallhund スウェディッシュヴァルフントの進行性網膜萎縮症 |
* | 毛色が胡麻のみのコーギーのような犬 | AR | スウェディッシュ・ヴァルフント |
| 590 |
Progressive retinal atrophy type 3, Tibetan Spaniel and Tibetan Terrier チベタンスパニエルとチペタンテリアの進行性網膜萎縮症 |
初期は夜盲、失明 |
Gene: CNGB1 進行性網膜変性 2014/04追加 2014年のDowns and Mellerschの調査によると(親から子へ)15%が突然変異、85%がホモ接合野生型という遺伝的に不均一という結果が出ているようだ |
AR | チベタンスパニエルとチペタンテリア |
| 591 |
Progressive retinal atrophy, Whippet ウイペットの進行性網膜萎縮症 |
* | * | AR | ウイペット |
| 592 |
Progressive retinal atrophy, X-linked, 1 性染色性進行性網膜萎縮症1型 |
参照;進行性網膜萎縮症 | * | X-Linked | * |
| 593 |
Progressive retinal atrophy, X-linked, 2 性染色性進行性網膜萎縮症2型 |
参照;進行性網膜萎縮症 | * | X-Linked | * |
| 594 |
Progressive retinal atrophy, X-linked, 3 性染色性進行性網膜萎縮症3型 |
参照;進行性網膜萎縮症 | * | X-Linked | * |
| 595 |
Progressive rod-cone degeneration 進行性杆体錐体変性症 |
視力障害 |
Gene: PRCD 杆体が錐体に先行して障害されるのが杆体錐体変性症(代表的なものは網膜色素変性症) |
AR | ゴル、ラブ、ヨーキーなど多数 |
| 596 |
Protein-losing enteropathy 蛋白喪失性胃腸症 |
長期・重度の水様下痢、食欲不振、体重減少 | 血液中のタンパク質の産生低下や喪失量の増加などによってリンパ管障害が起き、リンパ管拡張症などなんらかの原因によって消化管内に血漿タンパクが漏出した結果低蛋白血症を起こす。腹部・肺周囲の皮下の空洞部分に水がたまる(腹水、胸水)、血栓塞栓症やアレルギーや皮膚・耳の感染症など皮膚の問題を抱えていることもある。腎症も併発すると血清総淡白、アルブミン、グロブリン、コレステロールは平均値?だが高蛋白尿 | 常染色体性、unknown | 秋田犬、バセンジー、OEシープドッグ、ロット、ソフトコーテッドウィートンテリア |
| 597 |
Protein-losing nephropathy 蛋白喪失性腎障害 |
むくみ、腹水・胸水、蛋白尿、低アルブミン血症、高脂血症、高血漿フィブリノーゲン、血栓 | おもな発症年齢は2歳から6歳。血漿タンパクが尿に出てしまうため抗凝固因子やプラスミノーゲンが尿中に失われ血清タンパク量が低下、過凝固・低線溶状態によって血栓が作られやすくなる。この血栓は肺動脈や腎静脈に多発(まれに右心房内)、呼吸不全により死亡にいたる | 常染色体性、unknown | ソフトコーテッドウィートンテリア |
|
Pseudoachondroplastic dysplasia 偽性軟骨無形成症 |
痛みを伴う四肢の変形(O脚X脚)・矮小、小ぶり、頚椎の不安定(が進むと命に関わる)、脊柱の変形、股関節・膝関節の脱臼・亜脱臼、 | 軟骨無形成症とはまったく別な病気。軟骨無形成症は四肢の骨の成長軟骨に異変があり、偽性軟骨無形成症は骨端ならびに骨幹端と脊椎骨に主病変がある。外観が似ているため偽性と名づけられた模様。 | 常染色体性、unknown | * | |
| 598 |
Pulmonary adenomatosis 肺腺腫症 |
呼吸困難 | * | 多因子 | スウェディッシュハンティングドッグ |
| 599 |
Pulmonary fibrosis, idiopathic 特発性肺腺腫症 |
咳、呼吸困難 | 慢性間質性肺疾患。実質的な低酸素血症を引き起こす | unknown | ウェスティ、スタッフィー |
| 600 |
Pulmonary stenosis 肺動脈狭窄症 |
新生児は呼吸時に首を前後に動かす、呼吸数と脈拍が低い、乳の飲みが悪い。息切れ、心雑音(軽度)、右心不全(重度) | 意識喪失や突然死にもつながる先天性心疾患。3番目と4番目の肋骨の間の不規則なリズムと心雑音を聴診器で判断できることが多いようだ | 常染色体性、unknown | ビーグル、Eブルドッグ、チワワ、フォックステリア、サモエド、Sシュナ、Mシュナ |
|
Sensory ataxic neuropathy 感覚運動失調性ニューロパチー |
* |
Gene: tRNA-Tyr シェーグレン症候群と合併? |
ミトコンドリア遺伝 | * |