| 犬種別遺伝性疾患(07年度登録頭数順) | 1位ダックスフント | 2位チワワ | 3位プードル | 4位ヨークシャーテリア | ●5位ポメラニアン |
|---|
| 疾患名(英名) | 疾患名(和名) | 主 な 症 状 | 備考 | 遺伝形態 | 参考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 42. Cataract | 白内障 | 水晶体の白濁。老齢性、糖尿病性、外傷性、内分泌性、中毒性の後天性のものと若年性(目安として6歳以前)。 | 失明。PRAの合併症としても現れる。進行度合いが急であれば糖尿病も疑える。早期発見できたら内服薬と点眼薬で進行を遅らせる治療ができる場合も多い。 | 遺伝と考えられている |
*新庄動物病院「遺伝病第6回 (遺伝性眼疾患)」 *動物病院院長日記「05年12月17日・麻酔」 |
| 70. Cryptorchidism | 片睾丸 |
停留精巣、潜在睾丸。胎児期に腹腔内にあり出生直前に陰嚢内に降りてくるはずの睾丸が腹部に停留している状態。両側と片側がある。生後30日〜40日には通常は降りる。それ以降1歳前までに自然に降りるケースもあるが、過剰運動性睾丸となり繁殖は避けるべき対象となる。 近親繁殖でも発生しやすくなる(遺伝性が無くても)。 |
早産、未熟児にも見られる。停留した睾丸が腹腔内でねじれる(睾丸捻転症)場合はがん化する率が高まると言われる。合併症として鼠径ヘルニア。 | 遺伝性が大きい |
*にほんまつ動物病院「動物病院診療日記・犬の潜在睾丸の摘出」 *あそう動物病院「潜在睾丸」 |
|
73. Cyclic neutropenia (gray collie syndrome) |
周期性好中球減少症 (グレーコリー症候群) |
生後2〜3ヶ月までに発症(多くは生後1ヶ月以前に死亡)、10〜12日周期で好中球(白血球の成分)の減少、小ぶり・神経過敏、下痢・嘔吐・発熱・関節痛・四肢麻痺・歩行困難・皮膚のオデキ・口腔内潰瘍・歯肉炎など。3歳頃までに多くは死亡。 | Dシリーズのddホモ接合(主にブルー、イザベラのこと。マールのグレーカラーとは別)***PCR診断可能 | 常染色体劣性 | *ボーダーコリー ルアナ&羊たちのお部屋 |
| 87. Dislocation of shoulder | 肩脱臼 | 肩甲骨と上腕骨の接合部分の脱臼 | 成犬になってから発症するケースが多い | 脱臼そのものは遺伝しないが脱臼を生じやすい関節の形態など形質は遺伝する。 | *** |
| 88. Distichiasis | まつげ異常 | まつげが異常に育つ。重生、乱生。 | 流涙を放置すると失明も。 | * | *和歌山県アル動物病院 眼疾患 |
| 103. Entropion | 内反 | 目頭側のまぶたの内反によって涙点が閉鎖され流涙、皮膚炎、視覚障害を起こす。 | 形成手術で治療。 | 遺伝性 | *和歌山県アル動物病院 眼疾患 |
| 110. Epiphora | 流涙症(症状。病名ではない) | 涙の分泌亢進症。目の周りの筋肉が弱いなど様々な原因が考えられる。鼻が原因のこともある。角膜縁、視覚障害、失明。 | 涙の排出がうまくいっていれば涙の分泌がやや多くなっても、流涙症にはなりにくい | 遺伝性 | *東京都トライアングル動物病院(眼科専門) |
| 136. Globoid cell leukodystrophy | 球様細胞白質ジストロフィー | 神経に異常が出て運動能力が徐々に衰える。嚥下障害、感染症、肺炎、体温調整ができなくなる、視力聴力の喪失、呼吸不全 | 別名クラッベ病。ライソゾーム病の一種。神経線維の脂質でガラクトセレブロシドの分解酵素であるガラクトセレブロシダーゼの欠損により、細胞毒性のきわめて強いサイコシンが神経線維に蓄積し、脱髄をきたす神経変性疾患、12〜15ヵ月で死亡。北大チームで遺伝子診断 | 常染色体劣性 |
柴で研究が進んでいる *ヒトの症例について |
| 137. Glycogen storage disease | グリコーゲン蓄積病 | 小ぶり、肝・腎腫大(腹部膨満)、低血糖、過呼吸、合併症として巨大食道症、結石。 | グリコーゲン代謝に関する酵素欠如・活性低下により、グリコーゲンが蓄積する。代謝性肝疾患。糖原病。猫にも発生、ヒトでは8つの型が知られている。進行性。 | 常染色体劣性 | * |
| 140. Granulomatous sebaceous adenitis | 肉芽腫性皮脂腺炎 | 体臭増加、鱗屑、脱毛。血膿を伴う皮膚トラブル。直接命に別状は無いが活力を失う。 | 副腎皮質ホルモンの分泌が不十分。大きなストレスが引き金になるケースがある。体の免疫系が副腎皮質を攻撃し破壊する自己免疫反応の影響を受ける。略称SA。生涯投薬 | 多因子または常染色体劣性か。変異遺伝子は見つけられていない。秋田犬、スタンダードプードルで有名 |
*犬の肉芽腫性皮脂腺炎 *スタンダードプードルRocky SA(遺伝性皮脂腺炎)闘病記 *(コーギー) 緑内障を克服するために |
| 149. Hepatic portosystemic shunt or arteriovenous fistula | 肝臓の門脈体静脈シャントor肝内動静脈瘻(かんないどうじょうみゃくろう) | 小ぶり、成長が遅い。鼻血などの出血、門脈圧亢進、腹水、門脈シャント、嘔吐、下痢、多飲多尿、肝性脳症。動脈と静脈が毛細血管を経ず直接繋がっている(ナイダスという異常血管構造ができている場合もある)ために起こる。 | 肺、脳、肝臓などナイダスの場所により同家系内でも症状が異なる。メスは妊娠で悪化も(流産)。根本的治療法ナシ。 | 常染色体優性、劣性 | 小型犬は肝内、中〜大型犬は肝外が多い。 |
| 162. Hypoplasia of dens |
軸椎形成不全 環軸椎亜脱臼 |
頭を触られることを嫌がる、歩行困難、強い痛み、元気消沈、食欲減退、首を傾ける。 | 1歳までに発症する犬が約半数、子犬ではしばしば手術が困難になる。死亡率は高い。環椎(第一頚椎)と軸椎(第二頚椎)の間の靭帯(ここには椎間板が存在しない)の形成が不十分、歯状突起の異形成などにより脊髄が圧迫を受ける。ムコ多糖症の症状のひとつ。 | 多因子 | *** |
| 165. Hyposomatotropism | 低ソマトトロピン症 | 小ぶり、産毛、対象性脱毛、色素沈着、攻撃性、歯の成長の遅れ(乳歯遺残)、陰睾丸や発情期の異常、巨大食道症、心機能障害。 | ソマトトロピンとは脳下垂体前葉から分泌される成長促進作用・タンパク質同化促進作用などがある成長ホルモン。内分泌障害。根本的治療法ナシ | * | *獣医志Wiki 「ソマトトロピンの生体における濃度の影響と特徴」 |
| 166. Hypothyroidism | 甲状腺機能低下症 | 免疫性の破壊、無気力、体重減少、体重増加、皮膚炎、毛艶が悪くなる、脱毛 | 2歳以下の発症が多い、ホルモン剤の投与 | 多因子 | 多犬種 |
| 184. Lacrimal duct atresia | 涙腺管閉鎖症 | 。 | 根本的治療法ナシ | 常染色体または多遺伝子遺伝の疑い | ダックス、セター |
| 186. Lens luxation | 水晶体脱臼 | 水晶体の脱臼。ものが二重に見えたり極度の遠視になるので行動が低下。はずれた水晶体を放置すると痛みを伴う緑内障を併発しやすい。両眼性(両眼発症には時間差もある)では骨格及び心臓血管の異常もあるマルファン症候群、シスチン尿症などに合併。 | 水晶体がはずれてしまうと手術で取り出さなくてはならなく、それは次に無水晶体症に進まざるを得ない。ヒトの場合は眼内レンズが主流で予後は良いものだが、一般的に犬にコンタクトなどは装着できない。早期発見で脱臼した水晶体を摘出する以外は多くが結果的に失明。 | 多因子 | *** |
| 210. Nasolacrimal puncta atresia | 鼻涙管閉鎖症 | 涙の通り道である鼻涙管が生まれつき詰まっていて涙の通りの悪いことが涙嚢に細菌を増殖させ、流れ出る涙と目やにが大量になる。 | 治療法は針金のような器具で鼻涙管を開ける方法があるが時間を置くと再発するケースが多い。 | 遺伝性 | 。 |
| 219. Open fontanel | 開放性泉門 | 成犬になっても頭蓋骨の頂上部分の穴が閉鎖しないで開存している状態。モレラ、ペコ。 | チワワやポメでは異常ではないという説が一般的だが選択繁殖により撲滅できるとイギリスで証明されている模様。 | 多因子 | イギリスにてスムースチワワでは開放性泉門を撲滅したとの報告 |
| 235. Patella luxation | 膝蓋骨脱臼 | 後ろ足の膝の皿が外れる状態。パテラ | 膝蓋骨とは膝の皿の骨なので骨の病気と感じるがよほど外傷性や栄養管理ミス以外は 先天的な膝関節周囲の筋肉や骨の形成異常や靱帯の付着部の異常が原因。 なので「小型犬は骨が細くて華奢だからかかりやすい」は間違い。 正常な膝の関節には損傷を防ぐためのさまざまなしくみが備わっているものである。 スタンダードな体型を求めた結果胴が詰まって腰が高い犬種に発症が多いと言われることもあるが 胴長で腰の低いダックスに最近特に多発している事実は体型だけの問題ではないことを示す。 | 多因子、他の遺伝病の合併症 | *** |
| 236. Patent ductus arteriosus | 動脈管開存 | 小ぶり、乳の飲みが悪い、成長遅延。多い死亡率。 | 動脈管は胎内にいる時に動脈と静脈をつないでいる血管で生後しばらくで閉じるもの。未熟児や仮死で低酸素状態が続くことも原因のひとつ。程度が重くなければ外科手術で対処できる場合もある。 | 多因子、他の心疾患の合併症、他の遺伝病の合併症 | *犬の心臓病.COM |
| 256. Progressive retinal atrophy |
進行性網膜萎縮 PRA |
網膜が徐々に萎縮する。初期症状は夜盲。 | 失明 | 常染色体不完全優性、常染色体劣性 | 他多犬種 |
| 273a. Sebaceous adenitis | SA皮脂腺炎 | 全身の大量脱毛、皮膚に湿疹・血膿、体臭悪化、などの慢性的で完治不能の症状に活力を無くす。 原因遺伝子の同定は未だがおそらく劣性遺伝だろうと言われている。個体により症状の差が激しい。 重症の場合は安楽死が考えられるケースもあるほど。 | 。 | 常染色体劣性と思われる | *スタンプー闘病記(OnlyOne様) |
| 313. Tracheal collapse | 気管虚脱 | カラ咳、咳多発、ハアハアと呼吸する際に口を大きく開けて舌を丸め気味、呼吸困難が続くとチアノーゼ。気管が扁平に変形して呼吸困難になる状態。正常な気管はホースのような形で気管虚脱はそのホースをつぶした形。 | 虚脱とは血管や肺胞などに入っている液体や気体の内容量が変わらずに容積が広がるか、内容量が減ってふくらみがなくなった状態を言う。 | 多因子 | *東京都アトム動物病院「気管虚脱・日本で唯一の治療方法」 |
| 種類 | 疾 患 名 | 主 な 症 状 | 治療法 | 遺伝形態 | 主な該当犬種 |
|---|---|---|---|---|---|
| 皮膚疾患 | 色素希釈性脱毛 | ダイリューション遺伝子による脱毛、薄毛、毛丘疹、コメド | 根本的治療法ナシ | 常染色体劣性 | ダックス、ドーベルマン、ミニピン、シュナウザー、ワイマラナー、ヨーキー |
| 眼科疾患 |
緑内障 Glaucoma |
*** | 失明 | 多因子 | 全犬種 |
| 疾患 | 悪性高熱 | サクシニルコリンやガス麻酔薬に反応して起こる骨格筋異常。高熱、アシドーシス、横紋筋の融解、全身の骨格筋の拘縮、不整脈、腎不全を起こす。。 | *** | 常染色体優性 | *** |
| 疾患 |
イベルメクチン中毒(多剤耐性症) Multidrug resistance |
ほかにP-糖タンパクの基質となるビンクリスチン、ビンブラスチン、ドキソルビシンなどへも高い感受性を示す。 | *** | 常染色体劣性 | シェルティー、コリーなど |
| 疾患 | 無汗性外胚葉性形成異常 | 被毛低形成、汗腺低形成、歯欠損、歯奇形、色素が薄い、暑さに弱い、爪の異常 | *** | 常染色体優性、X連鎖劣性 | シェパード |
| 疾患 | 海綿状白質脳症 | 生後2〜9週で振戦を呈し、運動失調、麻痺、痙攣、脳神経障害 | *** | ミトコンドリア性 | シェルティー、AUキャトルドッグ |
| 疾患 | グリコーゲン貯蔵病�儀� | 成長不良、筋肉の脆弱性、横臥、失神、てんかん発作 | 自己免疫も関与か。 | 常染色体劣性 | *** |
| 疾患 |
グリコーゲン貯蔵病�桟� Glycogen storage disease |
筋肉型ホスホフルクトキナーゼ遺伝子のナンセンス変異 | ***PCR診断可能 | 常染色体劣性 | *** |
| 疾患 |
ナルコレプシー Narcolepsy |
*** | *** | *** | ダックス、ラブ、ドーベルマン |
| 免疫機構の障害 |
重症複合免疫不全症 Severe combined immunodeficiency |
通常生後3週間で下痢、皮膚と耳感染症、呼吸感染症を起こす。抗生物質無反応。生後3-4ヵ月齢で細菌性あるいはウイルス性感染症(一般にジステンパー)で死亡。 | 抗体レベルが低下しTリンパ球の数が減り機能不全を起こす。早期死亡。さまざまな遺伝子の欠損によって発病する免疫不全疾患のうちでも最も重い病気。 | 遺伝性 |
OMIA-ID 2674。
ジャックラッセル、コーギー(カ)、バセット |
| 免疫機構の障害 |
小胞形成異常 |
認知症、甲状腺の病気、心臓病、呼吸器疾患、糖尿病などの原因にもなる | 細胞から分泌されるたんぱく質を産生・管理する、すべての真核生物に存在する細胞内小器官の形成異常。 | *** | バセット |
| 骨関節疾患 |
骨形成不全症 223.Osteogenesis Imperfecta |
小ぶり、骨折、脊椎の変形、成長障害、象牙質形成不全、難聴、関節・皮膚の過伸。 | 易骨折性・進行性の骨変形などの骨脆弱性を示す病状に加え、様々な程度の結合組織の病状を示す先天性の疾患。*** | *** |
OMIA-ID 1384。
ビーグル |
| 血液疾患 |
ピルビン酸キナーゼ欠損症 263.kinase Deficiency |
溶血性貧血。 | 赤血球酵素異常。ピルビン酸キナーゼは、ホスホエノールピルビン酸をピルビン酸に変換する酵素。この変換の際ADPからATPが生成される。 | 常染色体劣性 |
OMIA-ID 1515。
ウエスティ、バセンジー |
| 腎尿路生殖器系疾患 |
腎嚢胞腺癌/結節性皮膚線維症 Renal cystadenocarcinoma/Nodular dermatofibrosis |
*** | 嚢胞とは病的に形成された袋状の形態。固有の壁を持ち内腔はほとんど閉ざされ内容が充満。 | *** | OMIA-ID 2635。シェパード |
| 腎尿路生殖器系疾患 |
シスチン尿症 75.Cystinuria |
血尿、頻尿、結石、尿毒症。激しい痛み、結石形成箇所の細菌感染。 | シスチン(アミノ酸)が尿に排出されシスチン結石を形成。 | 常染色体劣性、X連鎖劣性 |
OMIA-ID 497。
*ウェルシュ・コーギーのシスチン尿症 |
| 腎尿路生殖器系疾患 |
異所性尿管 93.Ectopic ureters |
尿失禁。おもらし、トイレでも用を足せるがそれ以外にも漏れている。軽度では尿が垂れ流れず内股周囲の毛が濡れている程度。若いメスに多い。嬉ションが治らない犬は要注意 | 本来腎臓から膀胱につながる尿管が別の場所に通じている。診断は尿路造影検査。治療は内服薬や外科手術があるが予後悪も。放置すると水腎症を引き起こす。 | 多因子、奇形 | OMIAナシ |
| 疾患 |
膵臓の形成不全体質 *** |
体重減少、下痢 | 内分泌系の服薬有効。1歳以下の発症が多い | 常染色体劣性 | *** |
| 先天奇形・染色体異常 |
口唇裂・口蓋裂 *** |
口蓋または口唇の裂傷。出生時。ポメでは頭蓋裂とかもあります(犬種内に因子が存在しています)。怖いですよ。 | *** | 多因子 | 多犬種 |
| 筋骨格系疾患 | レッグペルテス | 大腿骨頭の無菌性壊死。生後7〜9ヵ月頃の破行が第一症状。今のところ外科手術でのみ予後が良い | *** | 劣性っぽい印象 | ポメラニアン・犬の画像とetc |
| 筋骨格系疾患 |
椎間板ヘルニア *** |
ポメではあまり聞かない | *** | 多因子 | 多犬種 |
| 筋骨格系疾患 |
肘関節形成不全 *** |
ポメは肩関節形成不全も多い | *** | 多因子 | 多犬種 |
| 筋骨格系疾患 |
橈骨の未発達 *** |
前肢の湾曲によるが、誤配列の場合もある | *** | 多因子 | 多犬種 |
| 筋骨格系疾患 |
軟骨無形成症 Achondroplasia |
骨端の軟骨芽細胞の成長と成熟が遺伝的に阻害される。均整のとれない小ぶりなからだつき、大きな頭部、背腰部の後彎、小肢症、大きな腹部、泉門の癒合遅延、悪歯列 | ポメでは未熟子でうまれて、成長が遅く、子犬のうちに死亡、というケースを複数知っています。うち2例は「未熟児だから成犬になれずに亡くなりましたね」のような説明を獣医師から受けています。 | 常染色体優性 | 多犬種 |
| 筋骨格系疾患 |
環椎軸椎亜脱臼 Achondroplasia |
第一頚椎(環椎)と第二頸椎(軸椎)の靭帯の形成が弱い。頭部に触れられるのを嫌がる、歩行困難 | 外科手術。非常に残念ですが死亡率は高いです。 | 家族性 | 多犬種 |
| 免疫機構の障害 |
アトピー性皮膚炎 *** |
*** | *** | 多因子 | 多犬種 |
| 免疫機構の障害 |
毛嚢虫症 *** |
アカラス | 「毛嚢虫」という寄生虫が伝染するのではなく、「毛嚢虫に弱い体質」が遺伝する。だから投薬治療等でアカラス症が一度以上完治しても(再発することもあるから)、その体質が治ったわけではないので繁殖厳禁です。 | 多因子 | 多犬種 |
| 免疫機構の障害 |
自己免疫性溶血性貧血 *** |
免疫機能が血細胞を攻撃、貧血。 | 自己免疫疾患は多因子疾患であり遺伝要因が発症に大きく寄与している。病気そのものが遺伝するのではなく、自己免疫疾患に対する感受性(かかりやすさ)が遺伝。遺伝素因があって、ウイルス感染や組織損傷のようなものが引き金となって疾患を発症する。 | 多因子 | 多犬種 |
| 免疫機構の障害 | 類天疱瘡、水天疱瘡、水疱性天疱瘡 | 口腔、腋、そけい部、四肢に水泡と水泡性潰瘍。自己免疫疾患 | *** | 多因子 | *** |
| 疾患 | マール | カラーへの影響だけでなく、聴覚障害・小眼症・眼圧上昇・弱視を起こす。シングルマールの37%に難聴・色覚異常を示す。 | 根本的治療ナシ | 常染色体不完全優性 | ダックス、チワワ、ポメ、コリー等牧羊犬系、 |
| 種類 | 疾 患 名 | 主 な 症 状 | 治療法 | 遺伝形態 | 主な該当犬種 |
|---|---|---|---|---|---|
| 筋骨格系及び結合組織 |
歯列 *** |
不正咬合、乳歯遺残。オーバーショットは下顎発育不全なので代を重ねても正常には改良しにくい。アンダーショットは骨量過多。凸凹や乱ぐい歯は歯並びそのものではなく歯や顎の大きさ、形状が遺伝 | *** | 多因子 | *熱血!犬バカ一代様 「75、最高に可愛いが最強にディフィカルトブリーディングなチワワン 」(真っ当なプロの目線からの切り口が心地よく伝わってきます) |
| 生殖 |
出産困難 *** |
陣痛微弱、巨大子、一胎子(少数)、胎子吸収、帝王切開 |
成犬体重が2キロちょっとの「極小型犬」であるポメラニアンは、からだが小さすぎる故に難産になりやすいと思われがちである。そうと言える部分はもちろんあるのだが、だからと言って「ポメラニアンは難産が当たり前」「ポメラニアンだから帝王切開でも普通」にはならない。近いサイズのチワワやヨーキーなどにも言える事だが、自然分娩できない極小型犬は繁殖に不向きである。これは間違いなく事実だ。 ポメならポメ同士を交配させる場合「メスの体型がオスより小さいと胎子が大きくなる=難産になる」となぜか広く信じられているが、それは基本的にデマだ。そんなことはないし、そもそもそんな単純な話じゃない。信じ込んでしまった人は認識を改めてください。 |
多因子 | 多犬種 |
| 筋骨格系及び結合組織 |
手指骨亜脱臼 *** |
歩行時、前足の接地面部分が多い(手首全体をベターっと床や地面に付けて歩く)。キャンキャン鳴いたりしなければ痛みがあるわけではないかも?と考え(悪気はなくても)飼い主に放置されてしまうケースがわりとある亜脱臼。 | *** | 多因子 | 多犬種 |
| 筋骨格系及び結合組織 |
O脚、X脚 *** |
ヒトでは一般的な状態だがポメでは異常であることを理解してほしい | 治療法なんてあるはずがない。愛犬愛ポメの写真つきで「お婿さん・お嫁さん探し」をやっちまってるサイトが今も絶えないが、そこで見かけたりもする。脱力しているヒマはない。飼い主さんは多くの場合悪気なんてないのだから、お気持ちを傷つけずにでも繁殖には不向きだから、ポメラニアンという犬種に欠片でも愛情があるなら繁殖を諦めてくださるようお願いする。見ず知らずのネット上の相手の願いを聞いてくださった方々には心から感謝しています。 | 多因子 | 多犬種 |
| 筋骨格系及び結合組織 |
臍ヘルニア、鼠径ヘルニア *** |
遺伝します | 他の遺伝性疾患の合併症のケースもある。 | 多因子 | *東海大学病院(人間用)「鼠径ヘルニア」 |
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近親繁殖の弊害 |
外見上の奇形・・異常な小ぶり、胸が浅くなる、マズルが細くなる→下あごが薄くオーバーになりやすい、頭部が細くなる→神経質な気性、色素希釈、退色、陰睾丸、 内臓の奇形、 |
他の遺伝性疾患の合併症のケースもある。 | おもに常染色体劣性、多因子 | *大学の標本室など |