犬種別遺伝性疾患(07年度登録頭数順) | 1位ダックスフント | 2位チワワ | 3位プードル | 4位ヨークシャーテリア | 5位ポメラニアン |
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分類 | 当サイトでの略称 | 主 な 症 状 | 備考 |
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筋骨格系及び結合組織疾患 | 骨 |
犬の体が安定した「カタチ」を保っているのは骨格を形成する骨と、筋肉、腱、靭帯、関節、軟骨、その他の結合組織から構成される筋骨格系の働きによる。結合組織とは体中の組織を支えて臓器の位置保持に役立っている。 筋骨格系の病気に共通した主症状は痛み |
大きく症状が出るものほど治療法は簡単に見つからなくなる |
眼科疾患 | 眼 | 犬の遺伝性疾患の中でもっとも数多く知られているのが眼疾患。不快感や痛みとともに失明に至るものが比率的に多い。 | 治療法が無いものが多い |
内分泌・代謝疾患 | 代 | 体が機能良く動くために食物のエネルギーを分解したり運んだりで様々に役立てたり、不要になった物質を排出する機能を代謝という。物質代謝が正常に働かない先天性の代謝異常は体にとって好ましくない状態が続く。知名度が高く代表的な疾患は糖尿病。 | 食事療法、薬剤療法 |
免疫機構の障害 | 免 | 免疫機構とは 外部からの異物の侵入に対して生体が応答し、再度その異物が侵入した場合にその害から逃れるために生体が備えている機構の総称。 | あまり予後は良くない |
先天性奇形・染色体異常 | 染 | 四肢の爪の数や尾の長短など目で確認できるものより、新生子犬の内臓の数や形状や質にトラブルがあると「自然死」「突然死」などと考えがちである。 | 普通治療法は無い |
腎尿路(生殖器)系疾患 | 腎 | 他にも言えることだが取替の利かない腎臓周辺の病気は確実な治療法が整備されていない場合がほとんどだ。 | 結晶や結石では予後は良いものもある。腎臓疾患なら食事療法が主だが対症療法である。 |
血液疾患 | 血 | 国内でvWD病の遺伝子検査がいち早く始められたことも手伝って、血液の病気は一度出血したら二度と止まらないもののような印象を受けている人間が多いように感じる。通常よりほんの少しだけ出血時間が長い程度の遺伝病もある。 | 対症療法 |
皮膚疾患 | 皮 | 大まかには皮膚や爪や毛にトラブルがある状態。原因は様々で、免疫機能や内分泌の不具合が脱毛や皮膚の炎症やできものなどを作ることが多い。肌そのものには異常が無いケースでもシャンプー剤の変更を獣医師より勧められるケースもままある。 | 重度な皮膚疾患は安楽死を視野に入れるケースさえある |
脳神経系疾患 | 神 | 脳と神経が非常に複雑なメカニズムで成り立っていることはヒトと同様。主症状はわりと誰でも知っているふらつきや麻痺や震え、通常動くはずの部分が動かないことやてんかん発作など。 | 犬はヒトのような脳血管障害はさほど見られないが先天性の脳神経系の病気は基本的に大変予後が悪い。 |
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