| 犬種別遺伝性疾患(07年度登録頭数順) | 1位ダックスフント | 2位チワワ | 3位プードル | 4位ヨークシャーテリア | 5位ポメラニアン |
|---|
| 38
|
60 | 114 | 83 | 6 | 35 | 22 | 30 | 58 | 85 | 79 | 23 | 35 | 15 | 24 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 形質 | 血管・血液 | 脳神経 | 筋骨格・結合組織 | 呼吸器 | 循環器 | 消化器 | 腎尿路 | 先天奇形 | 内分泌・代謝 | 眼・耳・鼻 | 腫瘍 | 皮膚 | アレルギー・免疫 | その他 |
| 目・耳・鼻 79 (16) |
|---|
| 通番 | 疾 患 名 | 主 な 症 状 | 備 考 | 遺伝形態 | 主な該当犬種 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4 |
Achromatopsia (cone degeneration, hemeralopia), AMAL 色覚異常(錐体変性、昼盲) |
AMAL型? 低視力、羞明、眼振 |
Gene: CNGB3 ヒトの場合は黄緑と緑と水色が同じ色調に見える、中心性視力と色調知覚障害 乳児期眼振等 |
AR | マラミュート、ハスキー、ミニチュアオーストラリアンシェパード |
| 5 |
Achromatopsia (cone degeneration, hemeralopia), GSPT 色覚異常(錐体変性、昼盲) |
GSPT型? 低視力、羞明、眼振 |
Genes: CNGB3 昼盲とは明るい所における視力が暗い所における視力より劣る症状。視神経炎など網膜錐状体の機能障害の際にみられる。色覚の基礎となる錐体細胞(その形状から円錐細胞とも呼ばれる)は感度が低いため充分な光量を必要とする。桿体細胞は単独の視物質のみを発現するため色覚には関与しないが、感度が高い。暗所では錐体細胞はほとんど働かず、桿体細胞が働く。夜盲(Nyctalopia)は暗い所でよく見えない状態。 2012年追加 |
AR | GSポインター |
| 6 |
Achromatopsia-2 色覚異常(錐体変性、昼盲) 2 |
2型? 低視力、羞明、眼振 |
Gene: CNGB3 錐体視機能障害、深刻な視力低下、減損または完全な色盲や羞明によって現れる先天性常染色体劣性網膜疾患 |
AR | ラブ、Gシェパード |
| 35 |
Aphakia 無水晶体症 |
先天性は盲目、二次性は強度の遠視、他の眼疾患併発(無水晶体症白内障や無水晶体症緑内障、無水晶体性水疱性角膜症など) | 角膜混濁、瞳孔の欠如、ヒトでは主に白内障の手術後の水晶体を取り去った状態を言う。 | 常染色体性、unknown | セントバーナード |
| 60 |
Autosomal dominant PRA 常染色体優性進行性網膜萎縮症 |
PRA参照 |
Gene: RHO 常染色体優性とは性差がなく常染色体上に存在する1対の遺伝子の一方に異常があれば発症する。発症個体は通常へテロ接合で、子に伝える確率は当然50% |
AD | Bマスチフ、Eマスチフ |
| 61 |
Bardet-Biedl syndrome 4 バルデー・ビードル症候群 |
肥満、網膜色素変性症、慢性腎障害、性腺機能低下症(無発情)、多指症・合指症 |
Gene: BBS4 ヒトでは難病対象で知能障害を伴うARが知られている→AR確定07/17 |
AR | プーリー |
| 91 |
Cataract, early onset 早期発症型白内障 |
若年性(目安として6歳以前)水晶体の白濁 |
Genes: HSF4 最終的には視力の喪失。PRAなど他の眼科疾患の合併症としても現れる。進行度合いが急であれば糖尿病も疑える。早期発見は内服薬と点眼薬で進行を遅らせる治療ができることもある |
AR | Aコカ、ゴル、Mシュナ |
| 92 |
Cataract, generic 白内障 |
水晶体の白濁 | 老齢性、糖尿病性、外傷性、内分泌性、中毒性の後天性のもの | AD | 多 |
| 105 |
Choanal atresia 後鼻孔閉鎖症 |
呼吸がしにくい、ミルクを吐くなど |
後鼻孔(2つの鼻の穴は通常、奥の方で1つになり咽に繋がっている)が閉鎖されている状態。(鼻から細い管を入れて咽に通じるかみる) 2013年1月追加 |
unknown | * |
| 113 |
Ciliary dyskinesia, primary 原発性繊毛運動障害、繊毛不動症 |
両側性慢性的な鼻汁、湿った咳、肺炎 |
Priamry Ciliary Dyskinesia(PCD)とも呼ぶ別名アイリッシュウルフハウンドの鼻炎 出生時から兆候があるが個体差が大きい。生まれたてで膿鼻汁が見られる子犬は早期死亡。以前はウイルス感染と言われていた。気管支拡張症、副鼻腔炎、内臓反転を三大主徴とするカルタゲナー症候群参照(内臓の位置に異常のない繊毛の障害のようだ) |
AR | IWハウンド、OEシープドッグ、Eスプリンガー、ニューファン、スタッフィー |
| 136 |
Collie eye anomaly コリー眼異常 |
視力弱化、程度によっては失明 |
Gene: NHEJ1 視力が弱まるだけのこともあり、病変に気がつかないケースも多々ある。そのため遺伝病として広げやすい。5〜8週齢での検査を繁殖者が実施し繁殖淘汰することが予防につながる |
AR | 牧用犬 |
| 137 |
Coloboma コロボーマ、眼(がん)欠損症 |
程度に応じて様々な視覚障害 | 眼球組織の一部(または全部)の欠損*。無眼球・小眼球、虹彩のトラブル、脈絡膜や視神経のトラブルなど。虹彩に大きな欠損を持つ犬は目に入る光の量を調節するために虹彩が縮小できないので普通の明るさで羞明が見られる(眩しさに目を細めたり閉じたりする) | 常染色体性、unknown | Aシェパ |
| 141 |
Cone-rod dystrophy 1 杆体錐体ジストロフィー1 |
夜盲、視野狭窄、視力低下、失明 |
Gene: PDE6B 網膜色素変性症のうち、視細胞の杆体細胞・錐体細胞の両方の変性のこと。早期発症(生後2ヵ月前後)、ロッドとコーンの損失は急速に進行 |
AR | アムスタ |
| 142 |
Cone-rod dystrophy 2 杆体錐体ジストロフィー2 |
夜盲、視野狭窄、視力低下、失明 |
Gene: IQCB1 上記アムスタのタイプ1同様早期発症(生後3ヶ月前後)で急速進行型と、ゆっくり進行するタイプもある |
AR | ピット |
| 143 |
Cone-rod dystrophy 3 杆体錐体ジストロフィー3 |
夜盲、視野狭窄、視力低下、失明 |
Genes: ADAM9 網膜色素変性症のうち、視細胞の杆体細胞・錐体細胞の両方の変性のこと。このタイプは進行がゆっくり |
AR | グレンオブイマールテリア |
| 144 |
Cone-rod dystrophy 4 杆体錐体ジストロフィー4 |
夜盲、視野狭窄、視力低下、失明 |
Genes: RPGRIP1 網膜色素変性症のうち、視細胞の杆体細胞・錐体細胞の両方の変性のこと。発症年齢は4ヶ月から15歳と幅広く進行はたいていゆっくり。タペタム反射性亢進と網膜血管の減退、タペタムの粒状変性、光受容体の退化が生後6ヶ月頃の眼底検査で判明? |
AR | MLダックス |
| 145 |
Cone-rod dystrophy, Standard Wire-haired Dachshund スタンダードワイヤーダックスの杆体錐体ジストロフィー |
夜盲、視野狭窄、視力低下、失明 |
Gene: NPHP4 ノルウェーと他のスカンジナビア諸国のスタンダードワイアーヘアードダックスフント集団内での遺伝子頻度は4.8%と推定されている。この疾患は約8世代(約37年)前に突然変異によって生じたと推定されている。 原因遺伝子は5番染色体上にあるNPHP4(ネフロン4)で、ヒトではこの変異が目と腎臓病に関連付けられているが、この疾患は腎臓疾患は無い |
AR | SWダックス |
| 146 |
Congenital keratoconjunctivitis sicca and ichthyosiform dermatosis 先天性乾性角結膜炎と魚鱗癬 |
縮毛、ドライアイ、角結膜炎、爪の異常 |
Gene: FAM83H ドライアイカーリーコート症候群 |
AR | キャバリア |
| 149 |
Corneal dermoid 角膜類皮症 |
通常角膜のある部分に皮膚があり、毛がはえたりすることもある、虹彩の濁り、涙の障害 | 異常な皮膚組織が目や瞼に発生する疾患、眼球への刺激を放置すると重傷になるので外科手術が最善 | * | シーズー |
| 150 |
Corneal dystrophy 角膜ジストロフィー |
中央またはほぼ中央の角膜に灰白色か銀色の円形のリング状の白濁、失明する場合もある(進行はゆっくりめ) |
角膜の1つまたは複数の層が左右対称に変性する角膜変性症。3つのタイプ(上皮細胞間質と血管内皮?)がある。タイプ・犬種によって症状に差があり遺伝形態も異なるようだ。病変は目に出るが代謝に原因。角膜に何かの成分が付着し(コレステロールやカルシウム)白く沈着し視力に障害を与える ※白内障は水晶体が白濁する病気 |
常染色体性、unknown | 多 |
| 159 |
Cyclopia 単眼症 |
サイクロピア。目が一つ。 | ほかの疾患の合併、ほかにも奇形が多発 | 不明 | * |
| 165 |
Deafness 難聴 |
耳が聞こえない、聞こえにくい | 毛色(パイボールド因子、マール因子)に関連することもあり、とくにダブルマール(Mシリーズが優性MMホモ)は大半が視聴覚にトラブルを持つ | AR | ダル、ジャック、ポインターなど多 |
| 166 |
Deafness, adult-onset 成犬発症型難聴 |
耳が聞こえない、聞こえにくい | 1歳から9歳くらいの間に発症、平均的には4歳ころ | unknown | ボーダー |
| 182 |
Distichiasis 睫毛重生 |
二重まつげ | まつげが2列に生える。角膜炎などにつながる | 多因子 | 多 |
| 191 |
Early retinal degeneration 早期網膜変性 |
夜盲、瞳孔収縮遅延 |
Gene: STK38L 網膜の光を受ける部分の神経細胞の発達異常。受容体の早期退化・細胞死滅。生後数週〜数か月に発症、 |
AR | Nエルクハウンド |
| 199 |
Ectropion 外反、眼瞼外反 |
目の乾燥または流涙、充血、刺激感 | 眼瞼が外向きになった状態、皮膚の病変や(魚燐癬)口唇口蓋裂、巨口症、脳神経トラブルを伴うケースもある | ADか | シャーペイ |
| 209 |
Entropion 眼瞼内反症、睫毛内反症 |
逆まつげ | 逆まつげ | unknown | * |
| 219 |
Epistaxis 鼻出血 |
鼻出血 | 2005年のノースカロライナ大学の調査で鼻出血の3割の犬がバルトネラ症(猫ひっかき病)感染に関与していた報告がある | unknown | * |
| 224 |
Eye colour 目の色 |
青色の目 | 小眼球症関連転写因子MITFの役割の研究、ダルメシアンの青い目と感音難聴と白斑の関係性 | unknown | ダル |
| 225 |
Eye defects 眼欠損症 |
目の一部または全部が欠損している状態 | 犬の遺伝性網膜変性は、進行性網膜萎縮症、網膜色素上皮ジストロフィー、先天性定常夜盲、昼盲などがある | unknown | * |
| 249 |
Generalized PRA 進行性網膜萎縮症 |
進行性の網膜の萎縮、失明 | Gene: CCDC66 | AR | シャーペンドーズ |
| 252 |
Glaucoma, generic 緑内障 |
視野欠損、視力低下、眼圧の上昇などによる痛み。虹彩や毛様体の萎縮、水晶体や硝子体の変性など様々な変化 | 緑内障は網膜神経節細胞が死滅する進行性の病気 | unknown | 多 |
| 253 |
Glaucoma, primary closed-angle 原発性閉塞隅角緑内障 |
緑内障参照 | * | unknown | ダンディ |
| 254 |
Glaucoma, primary open-angle 原発性開放隅角緑内障 |
緑内障参照 |
Gene: ADAMTS10 先天性緑内障では前房隅角の奇形が特徴的 Vetgeneでビーグル遺伝子検査アリ |
AR | ビーグル |
| 255 |
Glaucoma, primary open angle, ADAMTS10-related ADAMTS10関連型 原発性開放隅角緑内障 |
* |
Gene: ADAMTS10 * |
AR | 柴、シーズー、ビーグル、Nエルク |
| 256 |
Glaucoma, primary open angle, ADAMTS17-related ADAMTS17関連型 原発性開放隅角緑内障 |
* |
Gene: ADAMTS17 元の病名Glaucoma, primary open angle, due to mutations in ADAMTS17(ADAMTS17における突然変異に起因する原発性開放隅角緑内障) |
AR | バセット |
| 267 |
Golden Retriever PRA 1 ゴールデンレトリーバーの進行性網膜萎縮症 1型 |
進行性の網膜萎縮による視力障害、失明 |
Gene: SLC4A3 SLC4A3型 スエーデンの研究 |
AR | ゴールデン |
| 268 |
Golden Retriever PRA 2 ゴールデンレトリーバーの進行性網膜萎縮症 2型 |
進行性の網膜萎縮による視力障害、失明 |
Gene: TTC8 TTC8型 新規変異 |
AR | ゴールデン |
| 269 |
Goniodysplasia, mesodermal 中胚葉性偶角(ぐうかく)形成不全 |
* | 前房形成異常による発達緑内障 | AR | ハスキー |
| 287 |
Hemeralopia 昼盲 |
明るい場所での視力が弱い | 錐体(コーン)変性、中央進行性網膜萎縮症(CPRA)。明るい所における視力が暗い所における視力より劣る症状で | unknown | プードル、グレデン |
| 304 |
Heterochromia 異色症? |
* | * | unknown | * |
| 305 |
Heterochromia iridis 虹彩異色症 |
左右の目で虹彩の色が異なる、若しくは一方の瞳の虹彩の一部が変色 | #ホルネル症候群や#緑内障の合併症などとして後天的に発症することもある | unknown | * |
| 367 |
Iris atrophy 虹彩萎縮症 |
羞明 | 目に入る光の量を調節する機能の低下、虹彩(瞳孔周囲の目の色のついた部分)筋肉の退化 | unknown | ダックス(ダップル) |
| 368 |
Iris defects 虹彩欠損症 |
屈折異常を伴えば視力障害 | 虹彩の一部が欠損した状態。たいていは虹彩の下部中央に円形、ときに卵円形や梨型の開口という形でみとめられる。前ブドウ膜嚢胞 | unknown | 猫 |
| 370 |
Keratitis 角膜炎 |
角膜の炎症 | 目の腫れ、潰瘍、非潰瘍性炎症、白目に血管が目立つ、角膜の変色、白い斑点 | unknown | * |
| 376 |
Leber congenital amaurosis (congenital stationary night blindness) レーバー先天性黒内障(先天性夜盲亭座) |
夜盲 |
網膜色素上皮ジストロフィー。網膜の進行性変性で網膜上に明るい茶色のパッチが発現し反射率の高い曇った領域を作成する(専門の器具で検査する、肉眼では異常はわからない) 遺伝子検査アリ |
AR | ブリアード |
| 380 |
Lens luxation 水晶体脱臼 |
視力低下、網膜はく離、続発性緑内障、失明 |
Genes: ADAMTS17 わりと突然に水晶体を保持する靭帯の損傷が原因で脱臼(転位)する。多くは3歳以上で発症。後方脱臼の場合は光を当てると三日月形の反射が見られることや、目を動かしたときに虹彩が揺れるなどの症状がわかることもある |
AR | ジャック、チベタンテリア、Mブルテリア、シャーペイ |
| 386 |
Ligneous membranitis 木質結膜炎 |
視力低下、網膜はく離、続発性緑内障、失明 |
Gene: PLG プラスミノーゲン欠乏、スコッチ罹患犬とその同胎犬複数頭の検査では罹患犬の血漿プラスミノーゲン活性は正常より低かったが、他の犬では正常な基準間隔内だった |
AR | スコッチ、ドーベルマン |
| 398 |
Macular corneal dystrophy 黄斑角膜ジストロフィ |
視力障害、失明 | 黄班-おうはん-は目の網膜の中心部で、繊細な構造をしているため疾患が生じやすい | AR | ラブ |
| 411 |
Microphthalmia 小眼球症 |
片方か両方の眼球が小さい状態。弱視力から全盲までさまざま | Microphthalmia画像検索で一発で症状が飲み込める | 常染色体性、unknown | * |
| 425 |
Multifocal retinopathy 1 多発性網膜症 1 |
網膜症参照 |
Gene: BEST1 生後2ヶ月頃から網膜色素上皮空胞化、網膜組織の肥大など複数の領域に網膜変性が起こる、 |
AR | Aシェパ、ブル、ピレ |
| 426 |
Multifocal retinopathy 2 多発性網膜症 2 |
網膜症参照 |
Gene: BEST1 網膜色素上皮空胞化、網膜組織の肥大など複数の領域に網膜変性が起こる、 |
AR | コトンデツレアル(小型の白犬) |
| 427 |
Multifocal retinopathy 3 多発性網膜症 3 |
網膜症参照 |
Gene: BEST1 網膜色素上皮空胞化、網膜組織の肥大など複数の領域に網膜変性が起こる、 |
AR | ラポニアンハーダー(5G) |
| 428 |
Multiple anomalies *複数の異常 |
口蓋裂、多指症、合指症、脛骨·腓骨の短縮、脊椎側弯などが一度に現れる | 染色体異常による奇形症候群のような状態を指すようだ。口蓋裂のないメスは症状が軽めの場合あり、ダブルマールのオーストラリアンシェパードの記述あり(MMと同時に起こる?) | X-linked致死 | Aシェパ |
| 430 |
Multiple ocular defects *多発性視部欠損 |
網膜の異形成と白内障と水晶体変性が重なるような状態 | * | 常染色体性、unknown | 秋田犬 |
| 458 |
Myopia 近視 |
* | 細長い硝子体による屈折異常?? | 常染色体性、多因子 | ラブ |
| 462 |
Nasal parakeratosis *鼻の不全角化 |
主に鼻面周辺の皮膚の角質化と色素脱失、出血することもある潰瘍化 | 遺伝性の鼻の皮膚炎。不全角化とは皮膚の新陳代謝が正常な場合よりも早まることで、生後6か月〜1歳くらいに発症が多い。ビタミンEの局所投与と白色ワセリンやプロピレングリコールの局所適用が効果的なこともある | 常染色体性、unknown | ラブ |
| 503 |
Night blindness, congenital stationary 先天性定常夜盲症 |
暗いところで目がよく見えない | 網膜は正常だが錐体細胞(コーン)が応答しない状態。定常とは非進行性、症状が生まれつき変わらない | AR | ビーグル |
| 504 |
Nystagmus, congenital 先天性眼振 |
自分の意思とは関係なく眼球が動く現象 |
眼振の方向を基準とすると水平性、垂直性、回旋性眼振に分類され、眼球の往復運動の様式を基準にする場合には振子様眼振(一定速度で振子のような往復運動をする)、
衝動性眼振(一方へ緩やかに動き、他方へは速く動く)に分けることができる。 垂直性眼振において比較的頻度の高い下眼瞼向き眼振の病巣局在診断は下部脳幹とされ、アーノルド・キアリ奇形、脊髄小脳変性症などで認められる。 |
常染色体性、unknown | Bシェパ |
| 507 |
Ocular melanosis 眼メラノーシス |
両目の進行性色素沈着 | 緑内障、失明へとつながることが多い | AD | ケアンテリア |
| 508 |
Oculoskeletal dysplasia 骨格-眼症 |
骨格と目に障害 | 参考; スティックラー症候群、クニースト症候群 | 常染色体性、unknown | * |
| 509 |
Oculoskeletal dysplasia 1 *骨格-眼症 1型 |
四肢短縮(とくに前肢)型低身長症、重度の眼の欠陥(硝子体形成異常と白内障)、口蓋裂、乱歯列 |
Genes: COL9A3 病気の表現型はヒトのスティックラー症候群(網膜剥離・視力が低い、進行性感音難聴、口蓋裂、下顎形成不全、関節が軟らかすぎるか硬すぎる、脱臼を含む骨端異形成症)やマーシャル症候群(前頭部突出、若年性白内障、聴力障害、鼻部・上顎形成不全、部分性無歯症)と似る。ヘテロは軽度の目の病変を持つが骨格病変は無い。参考;thanatophoric dysplasia致死性骨異形成症 |
AR | ラブ、サモエド |
| 510 |
Oculoskeletal dysplasia, 2 *骨格-眼症 2型 |
骨格-眼症参照 |
Genes: COL9A3 骨格-眼症参照 |
AR | ラブ、サモエド |
| 514 |
Optic chiasm, absence of *視神経交差形成不全?? |
視力障害、水晶体混濁、失明 | 網膜は正常なので診断が難しいらしい | AR | Bシェパ、Aコッカー、ビーグル、コリー、Eスプリンガー、Gシェパ、ゴールデン、イタグレ、プードル、シェルティ |
| 515 |
Optic nerve hypoplasia, bilateral *両側性視神経形成不全 |
視力障害、失明 | 形成不全または発育不全 | 常染色体性、unknown | Aコッカー、ビーグル、コリー、ダックス、Eスプリンガー、Gシェパ、ゴールデン、イタグレ、プードル、シェルティ |
| 531 |
Otitis externa, susceptibility to *外耳炎にかかりやすい |
外耳の炎症 | * | 常染色体性、unknown | Gシェパなど多種 |
| 532 |
Otitis media, susceptibility to *中耳炎にかかりやすい |
中耳の炎症 | * | 常染色体性、unknown | 猫なども |
| 533 |
Otocephaly 耳頭症 |
下顎の欠損と両耳介の顔面下での結合 | ほとんど生存不能 | 常染色体性、unknown | ビーグル、ロット |
| 543 |
Pectinate ligament dysplasia 櫛状靱帯形成不全 |
緑内障 | * | unknown | Wスプ |
| 550 |
persistent hyaloid remnants *硝子体動脈遺残 |
まつげ異常と弱視など。白内障に移行?先天性眼疾患 |
北海道北斗市かけはた動物病院さま『硝子体動脈遺残がみられた犬の白内障』http://kakehata113.seesaa.net/article/63333867.html
Remnantはリポタンパク質の加水分解産物レムナント、残遺物 |
常染色体性、unknown | Aシェパ |
| 555 |
Photoreceptor dysplasia 光受容体形成不全 |
網膜の血管が薄くなることによる視力障害、夜盲 |
Genes:PDC 別名進行性杆体錐体変性、網膜色素変性症。光受容体とはおもに視細胞を指す。通常生後12週以前に発症する。PRA参照 |
AR | Mシュナ |
| 584 |
Progressive retinal atrophy 進行性網膜萎縮症 |
初期は夜盲、失明 |
Gene: CNGB1 進行性網膜変性となる病気の総称。一般的に生後5ヶ月頃から認められ、夜盲・つまづき・ぶつかり・階段や段差ですくむ、などを経て視力が低下し失明する。痛みを伴うこともあるようだ。白内障や緑内障などほかの目の病気を併発することもある。 |
常染色体遺伝 | 多 |
| 585 |
Progressive retinal atrophy, Basenji バセンジーの進行性網膜萎縮症 |
* |
Gene: SAG * |
AR | バセンジー |
| 586 |
Progressive retinal atrophy, due to CNGA1 mutations 進行性網膜萎縮症 CNGA1変異型 |
* |
Gene:FAM161A * |
AR | シェルティー |
| 587 |
Progressive retinal atrophy, Swedish vallhund スウェディッシュヴァルフントの進行性網膜萎縮症 |
* | 毛色が胡麻のみのコーギーのような犬 | AR | スウェディッシュ・ヴァルフント |
| 588 |
Progressive retinal atrophy type 3, Tibetan Spaniel and Tibetan Terrier チベタンスパニエルとチペタンテリアの進行性網膜萎縮症 |
初期は夜盲、失明 |
Gene: CNGB1 進行性網膜変性 2014/04追加 2014年のDowns and Mellerschの調査によると(親から子へ)15%が突然変異、85%がホモ接合野生型という遺伝的に不均一という結果が出ているようだ |
AR | チベタンスパニエルとチペタンテリア |
| 589 |
Progressive retinal atrophy, Whippet ウイペットの進行性網膜萎縮症 |
* | * | AR | ウイペット |
| 590 |
Progressive retinal atrophy, X-linked, 1 性染色性進行性網膜萎縮症1型 |
参照;進行性網膜萎縮症 | * | X-Linked | * |
| 591 |
Progressive retinal atrophy, X-linked, 2 性染色性進行性網膜萎縮症2型 |
参照;進行性網膜萎縮症 | * | X-Linked | * |
| 592 |
Progressive retinal atrophy, X-linked, 3 性染色性進行性網膜萎縮症3型 |
参照;進行性網膜萎縮症 | * | X-Linked | * |
| 593 |
Progressive rod-cone degeneration 進行性杆体錐体変性症 |
視力障害 |
Gene: PRCD 杆体が錐体に先行して障害されるのが杆体錐体変性症(代表的なものは網膜色素変性症) |
AR | ゴル、ラブ、ヨーキーなど多数 |
| 602 |
Quadriplegia and amblyopia 四肢麻痺及び弱視 |
四肢の麻痺と弱視 | Two cases of hereditary quadriplegia and amblyopia in a litter of Irish setters (英語) | ARか | Iセッター |
| 612 |
Retinal and skeletal dysplasia 網膜及び骨格の異形成 |
* | * | unknown | * |
| 613 |
Retinal degeneration II 網膜変性症 �況� |
* |
Genes:RDS,GNB3 * |
unknown | * |
| 614 |
Retinal detachment 網膜剥離 |
* | 目の(他の)病気と裂孔原性網膜剥離の研究 | unknown | * |
| 615 |
Retinal dysplasia 網膜形成不全 |
視力障害、失明 | 網膜の形成異常は、視覚の減少または完全な喪失をもたらす(脳に送信する視覚情報を収集)(眼の裏面)網膜の不適切な形成 | unknown | コリー、スピッツ、Aコッカー、Eスプ |
| 616 |
Retinal dysplasia and persistent primary vitreous *原発性硝子体過形成遺残 |
視力障害 | 原発性硝子体過形成遺残persistent hyperplastic primary vitreous は胎生期に自然退縮する眼組織が残存する視覚障害 | AR | Mシュナ |
| 617 |
Retinal dystrophy 網膜ジストロフィ |
夜盲、視力低下 | 犬が他の犬にくらべて極端にまぶしがる場合は、この病気以外でも網膜の異常を心配するべきである。元になる遺伝的トラブルが様々な為色々な遺伝形式をとるものが非常に多い。網膜ジストロフィはADやXRも見られているようだ | * | グレートデン |
| 618 |
Retinoschisis 網膜分離症 |
* | * | unknown | * |
| 619 |
Rod dysplasia 杆体変性 |
* |
Gene: PRCD 杆体-錐体は網膜にある視細胞の種類で杆体Rodは暗い所で働き反対に錐体Coneは明るい所で働くのと色を識別する機能を持つ |
AR | * |
| 620 |
Rod-cone dysplasia 杆体-錐体形成不全 |
* |
Genes:GNGT2 * |
常染色体性、unknown | * |
| 621 |
Rod-cone dysplasia 1 杆体-錐体形成不全1型 |
* |
Gene: PDE6B * |
AR | * |
| 622 |
Rod-cone dysplasia 1a 杆体-錐体形成不全1a型 |
* |
Gene: PDE6B * |
AR | * |
| 623 |
Rod-cone dysplasia 2 杆体-錐体形成不全2型 |
* |
Gene: RD3 * |
AR | * |
| 624 |
Rod-cone dysplasia 3 杆体-錐体形成不全3型 |
* |
Gene: PDE6A * |
AR | * |
| 625 |
Rod-cone dysplasia 4 杆体-錐体形成不全4型 |
* |
Gene: PDE6A * |
常染色体性 | * |
| 669 |
Tapetal degeneration タペタム変性症 |
夜盲 |
タペタムとは網膜の下にある光を反射する組織で、わずかな光しか無い暗い所でものを見るのに役立つ器官。 変性症では生後3週目までは普通だが、その後1〜2年でタペタムの全てが喪失される。網膜は正常。瞳孔膜遺残に合併することもある。 |
unknown | ビーグル、ボルゾイ |